ババババイブス!ガイニーでござぁーい。自分は本は読むんだけど、小説は年間3冊読むか読まないかぐらい読まない。時間を浪費している感じがしてるのと、実際問題実益を兼ね備えてないものは興味がない。だがそんな興味のない小説の中でもこれはというものはちゃんと読む。その中のひとつがこれ『すばらしい新世界』Brave New World 。
オルダス・ハクスリーが1932年の本。なんだけどこれの内容が新世界秩序、ニューワールドオーダー感たっぷりの本である。 1776年5月1日、ヨハン・アダム・ヴァイスハウプトがイルミナティを創設したと考えると普通に計画書なんじゃないのかなぐらいに勘ぐる小説である。
機械文明の発達による繁栄を享受する人間が、自らの尊厳を見失うその恐るべきディストピアの姿を、リアルに描いたSF小説。
西暦2049年に「九年戦争」と呼ばれる最終戦争が勃発し、その戦争が終結した後、全世界から暴力をなくすため、安定至上主義の世界が形成された。その過程で文化人は絶滅し、それ以前の歴史や宗教は抹殺され、世界統制官と呼ばれる10人の統治者による『世界統制官評議会』によって支配されている。この世界では、大量生産・大量消費が是とされており、キリスト教の神やイエス・キリストに代わって、T型フォードの大量生産で名を馳せた自動車王フォードが神(預言者)として崇められている。そのため、胸で十字を切るかわりにT字を切り、西暦に代わってT型フォードが発売された1908年を元年とした「フォード紀元」が採用されている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%99%E3%81%B0%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%84%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%95%8C
人間は受精卵の段階から培養ビンの中で「製造」され「選別」され、階級ごとに体格も知能も決定される。また、あらゆる予防接種を受けているため病気になる事は無く、60歳ぐらいで死ぬまで、ずっと老いずに若い。ビンから出て「出生」した後も、睡眠時教育で自らの「階級」と「環境」に全く疑問を持たないように教え込まれ、人々は生活に完全に満足している。不快な気分になったときは、「ソーマ」と呼ばれる薬で「楽しい気分」になる。人々は、激情に駆られることなく、常に安定した精神状態である。そのため、社会は完全に安定している。ビンから出てくるので、家族はなく、結婚は否定されてフリーセックスが推奨され、人々は常に一緒に過ごして孤独を感じることはない。隠し事もなく、嫉妬もなく、誰もが他のみんなのために働いている。一見したところではまさに楽園であり、「すばらしい世界」である。
まさに現代の話とこの小説は相似する。そして現代は時代の流れとか客観視できていないとこのバビロンシステムからジェイルブレイクできないよね。この本のいいとこはなにかというと自分がこの世界はおかしいと気がついた時、身近な人に信じてもらえないことのお悩みを持つ方が結構いる。そんな方にまずはこの本をプレゼントすれば角が立つことなく、理解を得れるようになるかもしれない。
とにかくものの真相は一つの角度で見ようとするものが多いが多角的に見て左見て右見て真ん中というより、左見て右見て点を打つ。それは真相に近いことだと思うし、知識武装して、論破されなきゃそれは、ほぼほぼ真実だと思う。
そして直感力、知識力がないとこの漫画のようなデイストピアな世の中サヴァイブするのは難しい。バビロンから離れろジャーラスタファーライ!!