岡本太郎の本〈1〉呪術誕生

ババババイブス!ガイニーです。アセンション2.0の動画は見ていただけたでしょうか?

そのなかでご紹介した二冊の岡本太郎さんの本をご紹介したいとおもいます。

そして動画を上げた日に、感謝とリスペクトを込めて川崎(登戸、向ヶ丘遊園)の岡本太郎美術館に行ってきました。生田緑地にあるのでプラネタリウムや日本民家園また近くに藤子不二雄博物館もあります。バリヤバスポイント!スピリチュアルな人たちには1日遊べる場所です。いいと思います。オススメです。

ちなみに今は常設展は工事中なので10月ぐらいからの方がいいかもしれません。年間パスは1500円なんでこれがオススメ。一日券もそこそこするので年間パスのほうがだいぶお得です。

常設展と特別展が2つあるのですが常設展は10月まで工事中。今やっているのは写真展と絵画。これはこれでとてもよかったですね。そしてお土産屋さんの前に岡本太郎さんの本が読めるコーナーもあるのでそこもオススメです。

さてさてこの本、呪術誕生。岡本太郎さんの一言でいうなら芸術は呪術だ。ということに集約されるだろう。

「芸術はきれいであってはならない」 
「うまくあってはならない」
「ここちよくあってはならない」

「精神が、心が、宇宙に向かって飛び散るのが芸術だ」

これらの言葉や本に書いてある内容はイバラの道を生き、あえてそのものを直視する生々しさにあると思う。人は商用的になり何かを見失う。何かを得れば何かをなくす。そして気づけば人間は見たいものしか見ないようになった。そして問題ごとはすべて風化する。知らないことが幸せとよくいったものだが、目に入れたくない、心地の悪さを感じることは心地のよさが理解できることだ。それをあえて岡本太郎さんは表現している。嫌われることにビビりがない。嫌われてなんぼみたいな発言がこの本に書かれている。

そしてスピリチュアリストがいう恐怖を生み出すものは見ないなどの引き寄せの考え方などはとても嫌いで、それは違うと思っている。争いは分離を生むと言うが、そこを直視した先にあるものが重要だと思う。問題を乗り越えるために地球に生まれている人間は。それがワンネス。じゃないとこのバビロンシステムにすべてがのまれる。すべてだ。そして残されている時間はもうそんなに無い気がする。

真実は、内在的なものが外側の世界で外側の世界は内在的な世界なのだ。

つまり外側の世界の問題を無思考にさせる考え方がとても嫌いで、岡本太郎さんのように目に入れたくない問題を直視し、人類が研鑽しないと行けない問題を克服し、直視し、その先の向こうへ超越すること。それが芸術だと岡本太郎さんは思っていると勝手に自分はそう思っている。そういったことを代表する作品が明日の神話である。それも渋谷にあったりする、バビロンシステムの中にこの絵がある。アンチテーゼであり芸術である。

このバビロンシステムと戦うヒップホップ感も好きである。

無思考とか、恐怖を呼び寄せるとかじゃなくそれを克服し、超越しろと言うことになる。現実を直視しろ。という風に受け取っている。

おそらく岡本太郎さんはそういう事を言いたいのではないだろうかと思う。原発事故とか原子爆弾のゲルニカのようなピカソの絵画に岡本太郎さんは触発されているのだろうし、人が見たがらないものにあえて直視する生々しさ、心地の良さを感じないところに真理を感じていると言うか、現代人へのアンチテーゼであると思う。

今回美術館に行ったときに青空という絵画があるのだが、自分にはこうみえる。青空は見えなくビルが立っている、利便性に溺れた人バビロンシステムのなれのはてをメッセージで届けているように見える。

また森の掟という絵画の作品も工業製品が襲ってきている。バビロン。

そこを直視して、先にある未来にどう動くのかみんなは?という問いかけでもあると思う。そしてこの絵を画像で貼ったが、伝わらないと思う。生で見るこの絵画の迫力はぜんぜん違う。絶対生で見るべき芸術作品は。

青空

森の掟

などなど、この本はとにかく言葉がヤバイブス!!商用的に売れるものなんてしょうもない的な超越している真理を追っている気迫がビンビンである。この本にはユングとかフロイトのことも書いてある。そう岡本太郎さんは潜在意識を超越しなにかを伝えている。

またもう一冊岡本太郎の神秘という本こちらは写真に活字がついているような写真集に近い仕上がり。民俗学とも言うのか神秘学というのか、青森~沖縄まで全国を駆け抜けて撮った記録でもある。ビジュアルで見る生々しさはこちらの本のほうが伝わるが、先程の本を読んだ上でコレを見るとなおさら岡本太郎像に迫れることだろう。イザイホーの動画も貼っておく。