【原爆】アニメ 「風が吹くとき」

風が吹くとき』(かぜがふくとき、When the Wind Blows)は、イギリスの作家、レイモンド・ブリッグズが1982年に発表した漫画。アニメーション映画化もされた。

核戦争に際した初老の夫婦を主人公にした作品であり、彼らの若い時に遡った作品には『ジェントルマン・ジム』がある。題名は『マザー・グース』の同名の詩から。

彼らが参考にする政府が発行したパンフレットは、イギリス政府が実際に刊行した手引書Protect and Survive(『防護と生存』)の内容を踏まえている。

1986年にアニメーション映画化され、日本では1987年に公開された。日本語版は監修を大島渚、主人公の声を森繁久彌と加藤治子が吹き替えている。

音楽をピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズ、主題歌をデヴィッド・ボウイが担当している。

主人公は、イギリスの片田舎で年金生活をおくっている老夫婦のジムとヒルダ。

しかし、世界情勢は日に日に悪化の一途をたどっていた。ある日、戦争が勃発したことを知ったジムとヒルダは、政府が発行したパンフレットに従い、保存食を用意したりシェルターを作るなどの準備を始める。

そして突然、ラジオから3分後に核ミサイルが飛来すると告げられる。命からがらシェルターに逃げ込んだジムとヒルダは爆発の被害を辛うじて免れたが、互いに励まし合いながらも放射線に蝕まれ、次第に衰弱していく。