「すべての政府は嘘をつく」

大手組織に属さず、鋭い調査で真実を追及する独立系ジャーナリストたちにスポットを当てたドキュメンタリー。1940~80年代に活躍し、「すべての政府は嘘をつく」という信念のもと、地道な調査でベトナム戦争をめぐる嘘などを暴いた米国人ジャーナリストのI・F・ストーン。大手メディアが会社の利益のために権力の欺瞞を追及しなくなってしまった現代において、I・F・ストーンの理念を受け継ぎ活動するフリージャーナリストたちが、真実を求めて奔走している。アメリカの言語学者で政府、マスメディア批判で知られるノーム・チョムスキーをはじめ、突撃取材のドキュメンタリー映画で人気のマイケル・ムーア監督らが登場し、そのインタビューを通して、誰もがSNSで情報発信が可能な時代における、メディアの役割やジャーナリズムのあり方を探っていく。製作総指揮には、社会派監督として知られるオリバー・ストーンが名を連ねている。