イルミナティカードの予言 Ver382 エルメスの教え編

カードには、錬金術の記号や蛇が巻き付いた杖(ケリュケイオンまたはカドゥケウス)が描かれていて、さらにウジャトの眼も描かれています。 タイトルの「ヘルメス」は大ピラミッドを建てたといわれる『ヘルメス・トリスメギストス』のことを示していると思われます。 「ヘルメスの教え」とは、ヘルメスの知識を思い通りに使える人のことを示しています。

ヘルメース

ヘルメース(古希: Ἑρμῆς、古代ギリシア語ラテン翻字: Hermēs)は、ギリシア神話に登場する青年神である。長母音を省略してヘルメスとも表記される。

オリュンポス十二神の一人。神々の伝令使、とりわけゼウスの使いであり、旅人、商人などの守護神である。

能弁、境界、体育技能、発明、策略、夢と眠りの神、死出の旅路の案内者などとも言われ、多面的な性格を持つ神である。

その聖鳥は朱鷺および雄鶏。

幸運と富を司り、狡知に富み詐術に長けた計略の神、早足で駆ける者、牧畜、盗人、賭博、商人、交易、交通、道路、市場、競技、体育などの神であるとともに、雄弁と音楽の神であり、竪琴、笛、数、アルファベット、天文学、度量衡などを発明し、火の起こし方を発見した知恵者とされた。

プロメーテウスと並んでギリシア神話のトリックスター的存在であり、文化英雄としての面を有する。

エジプトの叡智と魔術の神にして書記の守護神であるトートとヘルメース/メルクリウスが習合したヘルメス・トリスメギストスは、紀元1世紀から3世紀に書かれたヘルメス文書の著者に擬せられ、アブラハムまたはモーセの同時代人とされた、伝説上のエジプトの賢者である。

ヘルメス(トリスメギストス)の名は12世紀頃から錬金術と結びつけられ(このため錬金術はヘルメスの術ともいう)、ヘルメスは錬金術師の守護者にして学問や技芸の始祖であると考えられるようになった。

ヘルメス・トリスメギストス

ヘルメス・トリスメギストス(英: Hermes Trismegistus, 古希: Ἑρμῆς Τρισμέγιστος)は、神秘思想・錬金術の文脈に登場する神人であり、伝説的な錬金術師である。

ヘルメス・トリスメギストス

「錬金術師の祖」とされ、錬金術は「ヘルメスの術」とも呼ばれる。

ギリシア神話のヘルメス神と、エジプト神話のトート神がヘレニズム時代に融合し、さらにそれらの威光を継ぐ人物としての錬金術師ヘルメスが同一視され、ヘルメス・トリスメギストスと称されるようになった。

それら3つのヘルメスを合わせた者という意味で、「3倍偉大なヘルメス」「三重に偉大なヘルメス」と訳される(3人の賢者〈ヘルメス〉の伝説〈三重の知恵のヘルメス〉)

  1. 第1のヘルメス:ノアの洪水以前にいた神。アダムの孫という。衣服、ピラミッドを作ったという。天文などを研究したという。
  2. 第2のヘルメス:ノアの洪水以後のバビロンにいた人。ピタゴラスの師という。医学、数学などに優れる。
  3. 第3のヘルメス:エジプトの人。医学者、哲学者。都市計画をしたという。

ヘルメス・トリスメギストスは、エメラルド板やヘルメス文書の著者とされた。また、中世の錬金術師は、賢者の石を手にした唯一の人物と考えていた。

「ヘルメス思想」とは、ヘルメス・トリスメギストスにあやかって世界の神秘を味わい尽くそうとする思想のことを指す。

ギリシア語の神名で,〈3倍(すなわち,はなはだ)偉大なヘルメス〉の意。

ヘレニズム時代によくある混交宗教型の神で,ギリシア神話のヘルメスとエジプト古来のトートとが,エジプトのヘレニズム的環境の中で習合し生まれた。

したがって本来の名はヘルメス・トートというが,その通称としてこう呼ばれた。またポイマンドレスPoimandrēsはその別称,メルクリウスMercuriusはラテン名である。

ヘルメス,トートと同様にこの神も学芸をつかさどる。

つまりヘルメス=ヘルメス・トリスメギストス=ヘルメス・トート=トートは同一人物的に語られている。

神学者であり深遠な哲学者であり、医学・化学・法律・芸術・占星術・音楽・魔術・地理学・数学・解剖学・雄弁術をはじめ地獄の総体と神の知識を後世の人々に伝えた聖人であり、錬金術の始祖とも呼ばれる神人である。

「トートの書」

「トートの書」は金の箱にしまわれて神殿の隠された秘密の聖所に保管されていたという。これが神秘的タロットであるとも主張されてきているが、その奥義は「不滅なるもの」を見る、あるいは「賢者への道」へと導かれるための書であるともいわれている。

現存する最古のヘルメス文献のひとつに「聖なるポイマンドレス」がある。

ヘルメスに「幻」があらわれ、エジプトの密儀や聖なる知恵が明かされ、宇宙の秘密を求める人たちにその秘教を伝え、あるいは方法を説明している書である。