HEAD In a Jarとは瓶の中のアタマ
2017年世界初の「頭部移植手術」
カナヴェロ博士は、自身の構想する頭部移植手術を「Head Anastomosis Venture(頭部吻合事業)」略して”HEAVEN”と名付け「現代の医療技術で十分に可能なことである」と主張している。
その驚愕の手順とは次のようなものだ。
まず健康体のまま死んだドナー(身体の提供者)とスピリドノフ氏の2人を同時に頭部と胴体に切り離す。
そして「ポリエチレングリコール」という化合物を接着剤のように用いてスピリドノフ氏の頭部とドナーの身体を結合。
さらに脊髄・筋肉・血管を縫合するという。
その後、頭部と身体がしっかりと結合して傷が癒えるまでの4週間程度、スピリドノフ氏は昏睡状態に置かれる上、拒絶反応を抑えるために強力な免疫抑制剤も投与される。
しかし目覚めると新しい身体を自由に動かせるようになり、自らの声を失うこともないのだとか。
■頭部移植後のネズミの映像
水槽の脳
(すいそうののう、brain in a vat)とは「あなたが体験しているこの世界は、実は水槽に浮かんだ脳が見ているバーチャルリアリティなのではないか」という仮説。
哲学の世界で多用される懐疑主義的な思考実験で、1982年哲学者ヒラリー・パトナムによって定式化された。
正しい知識とは何か、意識とはいったい何なのか?といった問題、そして言葉の意味や事物の実在性といった問題を議論する際に使用される。
水槽の中の脳、培養槽に浮かぶ脳、桶(おけ)の中の脳、水槽脳仮説などと訳される。
ある科学者が人から脳を取り出し、脳が死なないような特殊な成分の培養液で満たした水槽に入れる。
脳の神経細胞を、電極を通して脳波を操作できる非常に高性能なコンピュータにつなぐ。
意識は脳の活動によって生じるから、水槽の脳はコンピュータの操作で通常の人と同じような意識が生じよう。
実は現実に存在すると思っている世界は、このような水槽の中の脳が見ている幻覚ではなかろうか?
シミュレーション仮説
シミュレーション仮説とは、人類が生活しているこの世界は、すべてシミュレーテッドリアリティであるとする仮説のこと。
シミュレーション理論と呼ぶ場合もある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E4%BB%AE%E8%AA%AC