SECURITY LEAK 情報漏れ
カードの絵柄は電線に何か細工している。
セキュリティリーク とは、記憶装置の機密保護 や機械語命令の実行 などの分野において活用されるキーワード
ということで今回はアノニマスについて書こうと思う。
アノニマスは、インターネット上のハクティビズム活動家が緩やかにつながりをもった国際的なネットワークである。
名目上、グループと関連しているウェブサイトにおいては「命令というよりもアイデアに基づいて運用されている非常に緩やかで、分散化された指揮系統をもったインターネット上の集まり」と評されている。
ちなみにハクティビズム(Hacktivism)とは、アクティビズム(activism,積極行動主義)とハック(hack)を組み合わせた造語。日本語圏ではハックティビズムと表記されることもある。政治的な意思表示や政治目的の実現のためにハッキングを手段として利用する行為もしくはそのような行動主義的傾向を指して用いられる言葉である。
ハクティビズムの活動家はときとしてハクティビスト(Hacktivist)と呼ばれる。
このハクティビズムという言葉はカルト・オブ・ザ・デッド・カウからきている。カルト・オブ・ザ・デッド・カウとは政治色の強いハッカーグループでメンバーであった「オメガ」が1996年に提唱したのが始まりである。
これを受けて、cDcは人間の基本的権利として言論の自由を享受する権利があること、またそのための条件として人々は情報への自由かつ平等なアクセス権を有することを指摘し、そのような権利が保障された社会の実現のためのハッカーによる政治運動としてハクティビズム(Hacktivism)を提唱し、プロジェクトグループ “Hacktivismo”を始動させた。
活動家の間で相違が見られるハクティビズムの意味の類型については研究者による類型化が試みられてきた。
類型化の一例として、ブリティッシュコロンビア大学(後にハーバード大学)でハクティビズムを研究してきたアレクサンドラ・サミュエル(Alexandra Samuel)は
「ポリティカルコーディング」
(政治的な意図を持ってプログラミングを行うこと)
「ポリティカルクラッキング」
(時に法を無視してもサイバー攻撃などで政治的主張を行うこと)
「パフォーマティブハクティビズム」
(暴力的行為を伴わず、政治的効果の高い表現やアーティスト的な演出により意見表明をすること)の3つの分類を提唱している
ウィキリークスを守るアノニマスの活動
セキュリティ業者、HBGary社はウィキリークスの信用を失墜させる計画を練っていた。ウィキリークスは企業システムにハッキングし、その秘密を公開することで企業や政府の不正を防ぐ機能を果たしている。
そのような永遠のパートナーに対するHBGary社の企みを察知したアノニマスは、同社のシステムにハッキングを仕掛け、そのEメールの内容を世界に公開した。それによる騒動が元で、同社のCEOは辞任することになった。