ババババイブス!オハヨーゴザイマス。ガイニーでございます。
本を処分するために頑張って、もう一度読んで処分することを頑張っております。
なんでこんなに本をためてしまったのか、問題である。しかも結構どうでもいい本が結構ある。紹介したくもない本はたくさんある。ダンボール一箱読んでも紹介したい本って意外にも少ない。ビジネス本とかも読むのだけど、正直面白い本は早々ないし、ためになる気も全然しない。というかビジネス関係の本ってどうでもいい。なんでこんなに出版されているのかよくわからない。十中八九おもろくない。だけど一割は面白い、目からウロコ的な面白いものがある。今回はそんな中の2冊を紹介する。一冊目が
人生は勉強より「世渡り力」だ! 岡野 雅行
社員6人の町工場の岡野工業株式会社社長 テルモの痛くない針で有名な岡野サンの本。小難しく書いてあるビジネス本よりよっぽどためになる本。日本のものずくりの凄みはここにあるんだと思うよ。だけども、日本の経済の流れとか、銀行とか中小には厳しい。だけどもメイドインジャパンは本質はここにあると思うんだよね。だからこの辺に日本の経済復興の鍵はこのようなところにあると思う。
でビジネス本とかなにが嫌かって机上の空論なんだよね。なんにも心に止まらない。
実際上場企業の人材育成プログラムの講習を受けてきた方がいて、どのような内容だったかよ聞くと「褒め合う」んだって。ガチですよ。自尊心を上げてやるとか自分を肯定するとかやってるらしいですよ。自己啓発とかビジネス本って大体どれを読んでもこんな感じ。
数字だけ追ってビジネスしてると人の心を失うんだね。普通の人が普通に出来ることができない。人の気持ちを失っているから、下請けに平気でシワを寄せる。だから上場企業の発注は断るという中小の社長さんは多いよね。そうもいってられない世の中なんだけど、設備投資して受けたら単価を下げられたとかよく聞く。性根が腐っとる。そんなこんなで数字を追ってきた結果、日本の産業はドンドンだめになってきている。日本の中小に技術はあるのに金が回っていない。
最近経済学でMMT理論とかあるけど、そんなんで景気が良くなるわけ無いじゃん!というか、なんで今この状況なのかの元凶は国際金融資本なわけでMMTやったところで国際金融資本だけ儲かってまた循環しないのは目に見えている。MMTが悪いとかそういうことではなくて、根本的なことを改善しないと日本は本当に亡国すると思うよ。
日本の中小をオーバーグラウンドにもってくる改善をするとか根本的な解決が必要だと思う。
まぁまぁそんな話は置いといて、この本「人生は勉強より「世渡り力」だ!」はまじで秀逸。おもろすぎる。絶対読んでもらいたい一冊。この経営者感覚、野戦場を生き抜いた土臭い、泥臭い哲学がたくさん詰まっている。すごい勉強になる。コトラーを読むより、岡野さんだと思うよ。結局この本は世渡り力ということをテーマに書かれているが、根本的なことは頭がいいと仕事ができるは違うということだ。ワールドワイドな金型職人の社長の言葉は心に響きまくりです。中小の経営者にオススメの一冊。
大事なことを箇条書きにしていく
●情報収集力
●フェアトレード
●三方良し、三方一両得
●コマセ、撒き餌をまけ
などなどいっぱいあるが、後は本を買ってやり口を勉強してみてください。オススメ。
そして二冊目の紹介!!
おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ
おいしい、歌がうまい、超便利、この製品が凄い。から物が売れるのではないということ。
本物だから視聴者数が凄いとかいうことでもない。
この世の中で売れているものというのは、中庸であるということである。
万人の人が利用するというのが重要なわけです。貧乏すぎず、金持ちすぎず位な感じ。
ビジネスを考える上でとても大事なことである。当たり障りがないということが重要なわけです。うまからず、マズからずが基本である。そこに利益が生み出せる。おいしいお店は原価率が高いので、お客さんが来なければ、ロスする。今の御時世なかなか、いいお店は生き残らない。
この戦況の悪い時代にサイゼリアはドンドン合理化してビジネスにしていく。掃除から調理場動線まで合理化していく。日本マクドナルドの藤田田みたいな人である。職人より理系の人間がサイゼリアでは人選されるらしい。
無駄な経費をドンドンカットして合理化する。一代で何店舗も店舗数を増やしている。この低価格路線で生き残るのは凄いです。
ちなみに個人店で低価格路線は絶対に儲からない。今現状でそのような店舗もあるが、カツカツだろう今の時代。個人店で利益を得るなら高級店しか残らないだろう。この10年でおそらくさらに資本力のあるところはいろいろ合理化されAIやロボにより、圧倒的に個人店は淘汰されるだろう。
そんな中、無断でキャンセルするお客がいるらしいが、最悪である。個人の飲食店なんてものは今の時代、基本的にボランティアでやってくれているぐらいに思ったほうがいいと思うよ利用者は。飲食店で横柄な人間をみると凄い嫌な気持ちになります。
個人で飲食店で起業はならべくやめておいたほうがいい、潤沢な資金がない限り飲食業はやめたほうがいい。やるなら海外で起業したほうがいい。日本は外食産業にお金が回っていない。中食なども参入してきているので、ほぼ無理ゲーと思ったほうがいい。デフレスパイラルの寄りは外食産業にきている。
生き残る店は1年で半分、10年持つのは一割も満たない。陳腐化したときにテコ入れ、設備投資出来るだけの予算がほとんどないのでそのへんで撤退する。気軽に飲食店をやろうとする人にはやめておいたほうがいいといつも言う。同じ労働強度なら違う業態のほうが絶対にいいだろう。これから10年は更にしんどくなるだろう。
そして美味しいものを食べたい人間は個人店をならべく使いましょう。でないと気軽に美味しいものはドンドン食べられなくなることでしょう。
話はずれたけど、とにかくこの本はいかにビジネスで合理化することの大事さを語っている。いい勉強になるぞ!!飲食店に限らず、経費をケチるのではなく、合理化することの大切さがわかるであろう。
ということで今回はこのへんで