エノ・シュミット 直接民主主義とベーシックインカム
コンピューターの特異点問題、シンギュラリティ。ムーアの法則でいくと指数関数的に演算処理できるようになってくる。そしてAI。労働はコンピューターに変わっていくことだろう。その急激な速度でそれに伴って、世界は変わっていくだろうことが予測されている。
現代の経済の問題は悪化している、次なるフェイズに目を向けなければならない時代に世界的は直面している。今、人間とは一体どうあるべきか、そして世界はどうあるべきかを見直す時に突入している。
AIを働かせてその収益でベーシックインカムなどいろいろ考慮していくことが必要だろう。
そのひとつのカギとなるのが、世界ではじめてスイスでベーシックインカムの国民投票を実施したエノ・シュミットである。
直接民主主義または直接民主制とは、構成員が、代表者(代議員)などを介さずに、所属する共同体の意思決定に直接参加し、その意思を反映させる政治制度または思想である。
対比概念は間接民主主義(間接民主制)または代表民主主義(代表民主制)。
つまり日本は間接民主主義である。採決を委任している状態だ。
ポピュリズムな発想は危険であると強く思い続ける人が多いが、委任状態も危険。
国民の政治の関心を上げることがそもそもの根底である。
- 2006年スイスにベーシックインカム・イニシアチブを設立。
- 2016年6月スイスで普遍的なベーシック・インカムの国民投票を実施。
- 有権者23%の支持を得た彼の活動はベーシック・インカムについての世界的な注目を集めています。
ベーシックインカムとは、現行の国家社会保障制度に代わり、国民が生きるために必要な最低限のお金を支給するものです。