ザナドゥ(Xanadu)は、様々な分野で広く使われる名称。
キサナドゥ、キサナドーとも。
語源は、モンゴル帝国(元)のクビライが、モンゴル高原南部に設けた夏の都、上都 (拼音: )。
イギリスの詩人サミュエル・テイラー・コールリッジが『クーブラ・カーン』で歓楽の都として歌いだして以来、幻想的な名前として使われるようになった。また、文献によっては、桃源郷と訳されることもある。
オリビアニュートンジョンのザナドウという曲の写真
プロビデンスの眼が描かれている
桃源郷とシャングリラ、それにザナドゥも極楽浄土やニルバーナも
細かく言ったら違うけど、大きく言ったら同じなのではないのかと思うよ。
桃源郷(とうげんきょう)とは・・・
俗界を離れた他界・仙境。
ユートピアとは似て非なる、正反対のもの。
武陵桃源(ぶりょうとうげん)ともいう。
シャングリラ(シャングリ・ラ、英語: Shangri-La)とは・・・
イギリスの作家ジェームズ・ヒルトンが1933年に出版した小説
『失われた地平線』に登場する理想郷(ユートピア)の名称。
ここから転じて、一般的に理想郷と同義として扱われている。
極楽浄土とは・・・
仏教用語の1つであらゆる苦しみから解放されて幸福に満ちている世界のこと。
仏国土。
ニルヴァーナとは・・・
サンスクリット語の仏教用語で、涅槃 (nirvaaNa) のこと。
涅槃とは・・・
仏教の主要な概念の一つである。
涅槃は、「さとり」〔証、悟、覚〕と同じ意味であるとされる。しかし、ニルヴァーナの字義は「吹き消すこと」「吹き消した状態」であり、すなわち煩悩(ぼんのう)の火を吹き消した状態を指すのが本義である。
その意味で、滅とか寂滅とか寂静と訳された。
また、涅槃は如来の死そのものを指す。
涅槃仏などはまさに、死を描写したものである。
「人間の本能から起こる精神の迷いがなくなった状態」という意味で涅槃寂静といわれる。