【本の紹介】人間 動物 機械 テクノアニミズム

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人間 動物 機械 テクノアニミズム

さてさてこの本のタイトル、そそりますね。ツボです。

この本は2002年に初版が出版されているのだが、いまやっとこさ話題になってきているトランスヒューマンやゲノムのマーケットについてすでに書かれている。

この本は人間 動物 機械をテクノアニミズムと言う観点で書かれている、興味深い本です。

テクノ・アニミズムという用語自体はアン・アリソンというアメリカの人類学者が日本のアニメとかゲームを分析する中で用いた言葉なんですね。

つまりハイテクと人類のアニミズム的融合。

そしてこの本とは関係ないですが、ついこの間、意識について、いろいろな博士の見解の書いてある本を紹介したが、意識についてはいろいろな見解があるので、こうであるということは言えないのだが結構主流的な考え方で決定論というものがある。

それは僕らが行動したいと思ってから行動すると思っていると思いますが、実際は意識する前に脳が決めているという話があり、それによって自分の意志なんてものは無いんだよという考え方がある。

驚きでしょ。

だけども臨死体験した自分は体がなくとも意識はあったんだから、意識と脳は別であると考えたいが、臨死体験は英語でいうとニアデスエクスペリメントでさらにまた日本語に戻すと近死体験でいわいる死に近い状態とされている。

つまり死んでいないのでそのような幻覚を見ているのではないかということになるのだが、本当に死んでいる状態で臨死している報告もあるのでやはり魂と体は別なんではないのかと自分的には思っている。

だけどもこの世の中はどうもシミュレーター仮説のゼロイチの世界にいる気がしてならない、そしてクオリアを感じない哲学的ゾンビは存在すると思っている。

つまり自由意志がなく、指令系統が意思ではなくすべて脳による自動コントロールで動いている人間だ。するとこんな考え方もある。人間機械論。

人間機械論とは、人間を機械に見立てる思想、哲学、思考、立場である。 通俗的には、18世紀のフランスの哲学者、ジュリアン・オフレ・ド・ラ・メトリーによる同名の著書によって知られ、その吟味の転換点と捉えられている。

このように人間を一種の自動機械とする考え方は、機械自体が発展し、サイバネティックス(コンピュータや通信、自動制御理論などの物理・数学・工学系の理論と人間の神経系統に関する理論とを統一的に処理しようとする理論体系)が登場するに及んで、近年説得力を強めてきている。

そしてそのように定義していくとトランスヒューマンになるのはいわいる蛹から蝶になるようなものでいわいる単なる変態で自然的な流れなのかもしれない。

そこででてくる話が

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

という小説がある。

時代は第3次世界大戦後の荒廃した地球で主人公のリック・デッカードは、サンフランシスコ警察所属のバウンティハンター賞金稼ぎです。

世の中には植民惑星向けに人間そっくりの人造人間アンドロイドが普及していましたが、異常をきたして人間に擬態する個体も中にはいました。

デッカードはそんなアンドロイドを見極め、処分する仕事をしていました。そしてアンドロイドと人間の区別がつかなくなってくるというお話です。

そして今現代考えられるトランスヒューマン。人間とトランスヒューマンとアンドロイドの区別はドンドンつかなくなってくるでしょう。オソロシス。

ということで今回はこのへんで