Anarchists Unite アナーキスト ユナイト 無政府主義者達のグループ。
アナキズム(英語: Anarchism、アナーキズム、無政府主義)は、既成の国家や権威の存在を望ましくない・必要でない・有害であると考え、調和的な社会結合を目指す政治思想。「Anarchy」の語源は古代ギリシア語で「支配する者のない」を意味する。
アナキズムの主張者をアナキスト(アナーキスト、無政府主義者)と呼ぶ。
一切の政治的、社会的権力を否定して、個人の完全な自由と独立を望む考え方。
プルードンやバクーニンなどがその代表的な思想家。
自ら立てた「財産とは何か?」という問いに、プルードンは「財産とは盗みだ!」と答えたのは有名。
プルードンは、近代社会の余計な飾り物をほとんどすべて廃止するような社会再編を呼びかけたが、この「余計な飾り物」には貨幣だの国家そのものも含まれている。
かれは社会再編の形態として、コミュニタリアニズム (共同体優位主義) を支持した。
かれはこうした「社会的構築物」が消えればすぐに、ひとりでに「善意」が現れると論じた。
アナルコキャピタリズム
一言で無政府主義と言っても、社会主義から派生・影響を受けたものや、個人主義を徹底したもの、自由経済にすべてを委ねようとするものなどがあり、実現するために提示される手段も様々である。
おおまかに言って、「強大な権力の存在は危険であり、国家・政府よりも(規模的に)小さな存在に権力を分割する」というのがある程度共通した論調である。
これは近代的な政治思想の礎である三権分立をさらに推し進めた考えだと言えるだろう。
よく誤解されるが、統治政府が存在せず無秩序である状態とアナキストが望む「無政府状態」はまったく異なる状態である
無政府資本主義(むせいふしほんしゅぎ、英: Anarcho-capitalism、アナルコ・キャピタリズム、アナーコ・キャピタリズム)は、右派リバタリアンによる政治思想で、自由市場の自治を重視し、国家の廃止を提唱する。リバタリアン・アナーキー、リバタリアン・アナキズム、ボランティアリズム、私有財産無政府主義、市場無政府主義、自由市場無政府主義などとも呼ばれている。
マレー・ロスバードがこの名称を最初に使った。
無政府資本主義の社会では、警察や裁判所など全ての治安サービスは税金によってではなく「民間の防衛・警備会社」によって提供され、通貨は公開市場で民間の競合する銀行によって供給される。
従って、無政府資本主義の下では個人や経済活動は、政治によってよりも、私法と契約によって管理される。
「無政府資本主義」は、共通点はあるが相違もある多数の理論が存在している。有名な最初の理論化は20世紀中盤のオーストリア学派の経済学者でリバタリアンのマレー・ロスバードによるものであり、オーストリア学派の経済理論や古典的自由主義や、19世紀のアメリカの個人主義的無政府主義者であるライサンダー・スプーナーやベンジャミン・タッカー(en)の影響を受けたが、しかし彼らの労働価値説や社会主義は却下した。それ以前に無政府資本主義に近い主張をしていた人物として、19世紀フランスの経済学者ギュスターヴ・ド・モリナリがいる。
マレー・ロスバードによる無政府資本主義には、リバタリアンが相互に賛成する「一般的に受容され、法廷が従うように確約する法典」が最初に存在する。
その法典は個人による自治を基本とした不可侵の原則と認識されている。
無政府資本主義では個人の自由と資本主義市場経済システムが尊重される。リバタリアニズムには政府の役割は最低限に限定されるべきで、国防・司法・治安維持に限られるべきとするミナーキズムがあるが(夜警国家論)、さらにこの論を進めた無政府資本主義では、ハンス・ヘルマン・ホッペのように政府の行う社会福祉や国防・治安維持、司法に至るまで、市場経済に任せることが可能であるとする。
これらの機能は政府により独占的に供給されてきたが、政府が税収を基にこれらのサービスを供給するよりも、市場による供給に委ねた方が効率的に行うことができるとする。
政府の廃止論や、政府によるサービスの全廃論ではなく、政府によるサービス部門の徹底的な民営化論である。
彼らの主張では、鉄道、電気、ガス、郵便、教育、電話、水道、ゴミ回収などの事業は、従来は政府によって運営されるのが当然と考えられていたが、民間企業でも供給可能であり、政府による硬直的な独占的供給よりも民間の競争による提供の方が効率も良くサービス水準も高いとする。
更には警察や軍隊、裁判所、監獄も民間企業・業者によって運営されることが望ましいとする。
アナルコキャピタリズムは貧富の格差を小さくするの。問題なのは個人と個人の格差ではなく国家と個人の格差なの。国家は不正な手段によりどんな個人も得ることができないほど多額の富を得るの。国民は国家によって搾取されているの。
— アナキャピたん (@anacaptan) February 23, 2018