ニコラテスラの殺人レーザー

ここ数ヶ月アメリカで謎の火災が数回起きています。
その時に空からビームのようなものがきたと
住民から報告が出てます。

殺人光線(さつじんこうせん)とは、光や電磁波、電光などによって、人を殺傷する光線兵器のことである。

ニコラ・テスラや、ハリー・グリンデル・マシューズ(Harry Grindell Matthews, 1880 – 1941)らによって研究された。

殺人光線は、有害な光線の照射によって人体にダメージを与え、それによって死に至らしめるという物である。

近代の殺人光線は、1924年、イギリスのグリンデル・マシューズが、電磁波によってネズミを殺したと発表したことから始まります。

この理屈を簡単に説明すると、ネズミを強力な電子レンジに入れれば水分が沸騰し、焼けてしまうということです。

マシューズは、ほかにも次のような実験を行います。

●火薬を遠距離から爆発させる
●手に持った電球を遠距離から点灯させる
●自動車のエンジンを遠距離から止める

これは、簡単に言うと強烈なIH調理器のようなものです。電磁波は金属に電流を誘発します。電気が流れると発熱し、場合によっては火花も放つので、この火花を使えば離れた場所から爆発させることが可能。

もしガソリンタンクに火花を散らしたら、大爆発です。
また、エンジンには電気式の点火プラグがあり、これを電気または火花で故障させればエンジンは停止します。

マシューズの研究は成果が疑問視されていますが、続くニコラ・テスラの殺人光線研究は、それなりに成果があったとされます。

交流モーターやタービンを発明したニコラ・テスラは、高周波・高電圧で放電できるテスラコイルも発明しています。高圧エネルギーを飛ばせるなら、それはまさに殺人光線となります。

ニコラ・テスラは最終的に無線による送電システムを構想しており、これは現在でも宇宙太陽光発電として研究が続いています。電気を空中で送れるなら、殺人光線も簡単に作れるはずです。

その後テスラが死んだのちに資料はすべて持ち去られている。

一般に考えられている殺人光線は、人体の主要構成要素であるタンパク質を分解し得る程に、非常に強いエネルギーを持っており、また衣服等の日常的な遮蔽物を容易く透過するか、それごと破壊してしまうとされる。

これらは光線の性質上、発射から到達まで一瞬である事や弾道が重力によるズレが発生しにくい事から、古くから軍事方面における利用が期待されてきた。

また、古いSFや特撮作品に光線銃などとしてしばしば登場した。「怪力線」とも云い、今日のレーザー兵器や荷電粒子砲などにも通ずる。

良く知られている高エネルギーを伝え得る光線としては、レーザー光線やマイクロ波(電磁波)であるが、それらを発生し、また収束させて目標に投射する装置の軍事利用は進んでいない。

何故なら空気中の減衰が激しいこと、そしてそれらを兵器に利用できるほど高出力の発生装置を作ると、どうしても装置自身やそれが消費するエネルギー源の大型化が避けられないという大きな欠点があるからで、また現用の火薬によって弾体を発射せしめる銃器(火器)の方が実績があり、またそれで間に合っているためである。

殺人光線には様々な種類があるが、以下のようなものは殺人的光線ではあっても殺人光線の範疇には含まれないと考えられる。なぜなら、これらは副次的に致死性であったり、その効果が遅効性であるもので、光線と致死の因果関係が曖昧だからである。

  • 高速で移動する乗り物に乗った運転者の視力を奪う光線
    • レーザーポインターでは、これ自体で殺人を達成出来無い。
  • 照射され続けると、皮膚癌などの健康被害を受け、いずれ緩慢な死に至る危険性のある光線
    • 太陽光(日常的に浴びる分には、ビタミンDの生成を促し健康に役立つが、浴び過ぎると、火傷・病気の元である)
  • 不快な色・パターンをしており、気分を悪くさせ、自殺などを促しかねない光線
    • 光過敏性癲癇(1997年のポケモンショックなど)
    • 断眠のために強烈な光を顔面に向けて照射するという拷問

いくつかの国家では真剣に研究が行われ、旧日本軍・登戸研究所などでも電磁波が殺人光線として利用可能かどうかが研究された。

ただし日本での研究は敗戦に際して資料が破棄されたため詳細は伝えられておらず、怪力線などと呼ばれたものでは紫外線照射装置が研究されていたなどという話もあるが不明瞭である。

怪力線は風説だけが独り歩きし、電子レンジの元になったとする都市伝説もあるものの、電子レンジの原理自体は米レイセオン社のマイクロ波実験の過程で副次的に発見され商品化されたものである。

なお、直接に対人殺傷を目的としていないものの、ミサイル迎撃などの用途で指向性エネルギー兵器として実用化された例がある。

アメリカが制作している「神の杖」(かみのつえ)または神からの杖(かみからのつえ、英:Rods from God)は、アメリカ空軍が開発中だとされている宇宙兵器(軍事衛星)。Kinetic bombardment(運動エネルギー爆撃)とも呼ばれる。

核兵器に代わる戦略兵器として計画されている兵器で、タングステンやチタン、ウランからなる全長6.1m、直径30cm、重量100kgの金属棒に小型推進ロケットを取り付け、高度1,000kmの低軌道上に配備された宇宙プラットホームから発射し、地上へ投下するというもの。

極めて大規模であるが、一種の運動エネルギー弾であると言える。落下中の速度は11,587km/h(約マッハ9.5)にも達し、激突による破壊力は核爆弾に匹敵するだけではなく、地下数百メートルにある目標を破壊可能だとされている。

金属棒の誘導は他の衛星によって行われ、地球全域を攻撃することが可能。また、即応性や命中率も高いばかりか、電磁波を放出しないため探知することが難しく、迎撃は極めて困難だという。

柳田理科雄は、寸法通りの金属棒だと重量はタングステンで8.3t、チタンで2tに及んでしまい、さらに、100kgの物体が11,587km/hで落下しても威力は広島型原爆の12万分の1にしかならないなどとして、神の杖の存在に否定的な見解を示している。また、米国科学者連盟(en)のジョン・E・パイク(de)は、金属棒が大気の断熱圧縮により融解してしまう事を指摘している。

なお、神の杖のような宇宙兵器の保有は宇宙条約によって禁止されている。しかし、アメリカは批准していない。