宇宙のホワイト・ブラザーフッドは、今もアンデスの秘境から人類を見守っていた!クスコの聖なる谷に生まれ育った著者が、インカ、そしてケチュア民族の叡智を伝授され、イニシエーションを受けるまでの経験を綴った6ヶ国語に翻訳されたノンフィクション。
インティ(太陽)はわしら一人一人の中に生きている。
わしらもまたインティであり、創造する存在なのだ。
人間の体に宿るインティは、完璧な存在である。
インティが現れるのは、次のことを意識した時である。
・自分は何者で、何をしようとしているのか?
・人生とはどんなものなのか?
・人生に何を求めるのか?
この3つからなる未知の問いかけこそ、この人生で如何なる活動においても優れた成果を残したいと願う人々や、スピリチュアルな道を求めていきたいと考える人が、最初において解いていかねばならない問題への手がかりである。
この3つを問いかけることによって、人生の目的を達成してゆくために歩んでいく方向を、
理解することが出来るのだ。
おまえはわしが何者なのか知りたいのだね?
簡潔に言おう。ノッカン・カニ!<私は在る>である。
この言葉の意味を本当に理解し、同化し、意識するようになれば、
真に自由に生きるようになり、
自分自身でいることが出来る。
なぜなら、おまえ自身も ノッカン・カニであるからだ。
今日の人類はその成長のために、ノッカン・カニを知り、実践するべきである。
真に在る、ということは
まさしくすべてに在る、ということだ。
時間も空間も消えてしまう。
思考というものが何処へでも連れて行ってくれるし、
思考がどこにあろうとも、おまえはそこに在る。
幸せになるためには、自分の本当の居場所を知ることが大切だ。
それは、正真正銘の自由意志を手に入れるだろう。
一刻も早く本当の自分になるのだ。
さもなければ、過去、現在、そして未来の現実について
おまえは無意識であり続け、
自由などない奴隷として、生き続けるのだ。