絵画と都市伝説に見立て方 アトリビュート

アトリビュート(英: attribute)

西洋美術において伝説上・歴史上の人物または神話上の神と関連付けられた持ち物。

その物の持ち主を特定する役割を果たす。

持物(じぶつ)ともいう。

象徴的にある神や人物を表すときの表徴です。

西洋絵画や仏画・仏像には、ある一定のお約束があります。

そのお約束は、聖書や神話、仏教聖典などに定められていることが多いです。

アトリビュートを知っていると、初見の作品でも何が描かれた作品であるのかわかり芸術作品の楽しみ方がひとつ増えます。

①聖母マリア

②洗礼者ヨハネ

③マグダラのマリア

④ユダ

※ルカ・ジョルダーノ『正義の女神』 女神ミネルヴァは、知恵の象徴である梟(フクロウ)。 戦の女神アテナは鎧と兜で武装した女性。 正義の女神は、右手に剣、左手に天秤、目隠しをしていることもあります。

東洋でも、仏教やヒンドゥー教の諸仏・諸神に明確なお約束があります。

有名なところでは、
如来は悟っているので装飾品を身につけない。
菩薩は出家前の釈迦が王子であったこということで、豪華な装飾品を見つけています。

薬師如来は薬壺

※普賢菩薩騎象像(東京国立博物館蔵) 普賢菩薩は白象に乗る。