大根(だいこん)は、パレスチナ地方原産のアブラナ科の一年生または二年生根菜。大根の歴史は古く、エジプトでは紀元前2700年~2200年頃にピラミッド建設の労働者に二十日大根(ハツカダイコン)が支給されていたと記録があるほどです。日本には弥生時代に中国から伝わったといわれ、古事記や日本書紀に記述が残っています。ちなみに春の七草の「すずしろ」とは大根のことです。
大根は日本でも古くから食べられてきました。 生でも、煮てもおいしく、たくあんをはじめとする漬物や切り干し大根など、様々な加工品に使われ、江戸時代随一の観相家である水野南北も、『米・塩・大根を食べていれば運気が落ちることはない』といっています。 お正月にもなますにして食べる地域も多いですよね。 台湾でも大根は縁起物とされます。 これは、中国語で大根は『菜頭』というのですが、この発音が『彩頭』につながるからと言われています。 『彩頭』とはなにかというと、『さいさきがよい』という意味だそうです。
(1)消化液の分泌を促して血中の脂肪の代謝を
高める。血液がサラサラになり、動脈硬化を予防する。
(2)抗酸化力が強く、免疫能力を高めて、
がんを予防する効果がある。
(3)ウイルスや細菌と戦う白血球を活性化させる。
殺菌作用が強く、風邪やインフルエンザを防ぐ。
昔から、「発熱や頭痛、歯茎の腫れ、のぼせの時はダイコンのおろし汁を飲め」といわれたのはこのためだ。また、胃の中のピロリ菌を退治してくれるので胃がんの予防も期待できる。
浅草 待乳山聖天(まっちやましょうてん)
浅草名所七福神のひとつに「待乳山聖天」があります。「待乳山聖天」は『浅草名所七福神』のひとつであり、毘沙門天をお祀りしています。願いが叶うパワースポットとして人気があるようです
社務所で大根が売っています。それを購入して、本殿にてお供えをする。
大根は人間の深い迷いの心、瞋(いかり)の毒を表すといわれており、大根を供えることによって 聖天さまがこの体の毒を洗い清めてくださいます。