ソーラン節の話

運動会の季節で幼稚園児も小学生もみんなソーラン節の話をしています。結構どこでもやっているソーラン節。流行りのようですが、ソーラン節は、北海道渡島半島(おしまはんとう)に伝わる日本の民謡。ニシン漁の漁師達が「ソーラン、ソーラン」と掛け声をかけ合い、網に入ったニシンを船に移す時の「沖揚げ音頭」として歌われた労働歌らしいですが、ヤーレンソーランはヘブライ語では「ヤーレン」は「喜び歌う」、「ソーラン」は「一人で」、「チョイ・ヤサエ・エンヤン・サー」は「たとえ嵐が来ようとも、真っ直ぐに進め」、「ノ・ドッコイショ」は「神の助けによって、押し進んでいく」という意味である。

うちのじいちゃんはシルクロードを研究していました。ゾロアスター教とかアララト山とかノアの箱舟ツアーとか明日香村についても調べていました。じいちゃんの文献を読むと難しいことがいっぱい書いてあります。ネットのない時代にどう調べたのか見当もつきません。ラクダにのってピラミッドの前で写真とかとってます。やばいっす。あとおもろかったのが、じいちゃんが調べたことによるとアンコールワットには日本人の落書きがあるらしいのですが、それが現代人ではなく侍の頃の日本人の落書きで違う時代に同じひとが落書きしている跡があるのです。じいちゃんはなぜその時代にリスクをとってアンコールワットまで行ったのかという疑問を書いていました。やはり自分はじいちゃんのブラッドなわけです。自分がじいちゃんと行った映画は空海でした。なんかくうかいとジジイギャグを幼心しょうもなと思っていました。今思うと都市伝説のエリート教育がなされていたわけです。

あとじいちゃんの読んでた本の一冊が判明した。それは松本清張の『火の路』ペルシア人・ゾロアスター教徒の飛鳥時代伝来説を描き話題を呼んだ、著者の古代史ミステリーの代表的長編。革命前、パフラヴィー朝末期のイランが重要な舞台となっている。じいちゃんはゾロアスター教と日本の繋がりを調べていたみたいだ。

  • 酒船石遺跡・・・奈良県明日香村の石造遺跡。
  • 益田岩船・・・奈良県橿原市の石造遺跡。
  • 石の宝殿・・・作中では兵庫県高砂市の石造遺跡が挙げられている。
  • 斉明天皇・・・在位642年-645年(大化の改新の直前期)。
  • 沈黙の塔・・・鳥葬施設。イラン・ヤズド近くのものを主人公が訪れる

火の路』なされた推論は、手塚治虫の漫画『三つ目がとおる』の物語に影響を及ぼしている。ちなみに手塚治虫の作ったキャラクターの名前に俺のイズムがはいっているキャラがある。自慢です。自分の人生は結構漫画みたいなことが多いです、なぜか。あとすべらない話で俺の話が出てきたこともあります。いえばいろいろありすぎて、臨死体験も含めてシミュレーテッドリアリティなんではないかと思います。高校生の時好きだった芸能人と大人になっていろいろ話せたり、そういえばこの人からフリーメイソンは教えてもらいました。世の中せまいのかシミュレーテッドリアリティなのかはわかりません。でも思っていることが形になったりすることは自分の経験上大いにある。不思議ですわ。いまだによくこの人としゃべれることになったのが不思議なことがいっぱいあります。バイブスですねバイブス。振動数が近いと合うようにできているんだと思うよ。

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